福島県の名産品である「あかべこ」は こどもの幸せなどを願って、作られています。 「あかべこ」の頭をおすと、コクリコクリと動きます。 その動きをお話のポイントにしました。 「あかべこ」を作る、おばあさんのおうちの縁側には、 いつも食べ物が置いてあります。 食べ物に困った動物親子が次々に現れ、 こどものために、 「食べ物をもらってもいい？」 と、「あかべこ」に聞くと、 偶然か、はたまた生きているのか、 コクリコクリとうなづきます。 そのコクリコクリといううなづきで、 動物親子たちは、心が穏やかになり、 食べ物を有り難く頂くのです。 最後には、動物たちがお礼に、キラキラした石 （福島県名産のかぐや姫水晶をモデルにしています）を渡します。 おばあさんが知らない間に、 動物親子たちと「あかべこ」の友情が芽生えるお話です。 「福島復興」のために、また、 福島のおおらかな人柄や福島名産の愛らしいあかべこ、 ほのぼのとした福島の空気など 福島の良さを感じてもらいたいです。