どんな絵本?
Book info
あらすじ
1969年10月6日の放送開始以来、続くTBSラジオ『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』
ウルトラマンのアラシ隊員・ウルトラセブンのフルハシ隊員役の俳優「石井伊吉」は、スパイダーショットを座布団に持ち替え、日本テレビ「笑点」二代目座布団運びに就任し、芸名『毒蝮三太夫』を襲名しました。
その後、座布団をマイクに持ち替え『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』は始まりました。
毎年クリスマスの時季には、創作童話『こなくてよかったサンタクロース』の朗読が恒例となっています。
寒~い寒~い北欧のとある町で貧しくとも懸命に生きる母親と坊や。
今夜はクリスマスイブ、果たしてサンタクロースはやってくるのでしょうか?
坊やを想う母の気持ち…… 母を想う坊やの気持ち……
降り積もる雪をもとかす 心あたたまる本当の愛の物語。
あの!蝮さんから、このようなあたたかい親子の愛の話が語られるのか?
それはきっと、蝮さんご自身のお母様(蝮さん曰く『たぬきババア』)との想い出なのかもしれません。
作家名(ペンネーム)
ページ数
32ページ
サイズ
H 257mm × W 182mm
公開日
2021/11/18 公開
対象年齢
タグ
YOMO's レビュー
このお話で気になるのは、まず「タイトル」です。「こなくてよかった」とありますが、子どもなら来てほしいと思います。主人公は「ちいさなおとこのこ」ですが、なぜ「こなくてよかった」となるのでしょうか。
その理由は絵本を読みすすめていくとわかりますが、この主人公のおとこのこは優しくて、利発で、とある事情をすべて理解します。そのうえで「こなくてよかった」と思うのです。最後の数ページは涙がぽろっとでてしまいました。
反対におとこのこのママの気持ちも考えてみると、とてもやるせなくなります。おとこのこをとても愛していて、何かしてあげたいけど、できないもどかしさが伝わってきます。