この本は子ども達の口腔機能を発達させるための「パタカラ絵本」です。 お子さまの未来の健康は、3歳までのお口の育て方で決まるともいわれています。 近年、お子さまの口腔機能発達不全症という病気が増加傾向にあります。うまく飲み込めずにのどに食べ物をつまらせたり、正しく発音ができなかったり、顎が小さく歯並びが悪くなったり、他にもたくさんの健康への悪影響を及ぼす要因のひとつが、お口の機能の未発達です。 高齢者の嚥下のリハビリなどで行われている「パタカラ体操」を、子ども向けにストーリーにして、くりかえし声に出して読むことで、ご家庭でも自然にお口を育てることができるように工夫して作りました。 主人公の男の子の、パパに対するちょっと大人びたところや、年上の人に憧れる子どもらしく可愛らしいところにも注目して、遊び感覚でお口育てを楽しんでください。